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『おぎん』
ふりがな文庫
『
おぎん
(
)
』
元和か、寛永か、とにかく遠い昔である。 天主のおん教を奉ずるものは、その頃でももう見つかり次第、火炙りや磔に遇わされていた。しかし迫害が烈しいだけに、「万事にかない給うおん主」も、その頃は一層この国の宗徒に、あらたかな御加護を加えられたらし …
著者
芥川竜之介
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「中央公論」1922(大正11)年9月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約11分(500文字/分)
朗読目安時間
約18分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
尊
(
あが
)
甘
(
うまし
)
柔軟
(
にゅうなん
)
傷
(
いたま
)
後
(
ご
)
霊魂
(
アニマ
)
夜中
(
よじゅう
)
居
(
い
)
微笑
(
びしょう
)
誦
(
じゅ
)
関
(
かかわ
)
何
(
なに
)
処刑
(
しょけい
)
天下
(
あまくだ
)
黒人
(
こくじん
)
主
(
あるじ
)
併
(
あわ
)
勝
(
すぐ
)
土埃
(
つちほこり
)
大蛇
(
だいじゃ
)
宗徒
(
しゅうと
)
家
(
いえ
)
後
(
のち
)
御棺
(
ぎょかん
)
憐
(
あわれ
)
懸
(
かか
)
捕
(
とら
)
支那
(
シナ
)
教
(
おしえ
)
母様
(
かあさま
)
気
(
け
)
水責
(
みずぜめ
)
直
(
すぐ
)
縛
(
いまし
)
薪
(
たきぎ
)
通
(
かよ
)
違
(
たが
)
間
(
あいだ
)
一切
(
いっさい
)
中
(
うち
)
交
(
まじ
)
人倫
(
じんりん
)
今日
(
こんにち
)
代官
(
だいかん
)
伽
(
とぎ
)
佇
(
たたず
)
供
(
とも
)
元和
(
げんな
)
凝
(
こ
)
刑場
(
けいじょう
)
剛情
(
ごうじょう
)
勘忍
(
かんにん
)
勿論
(
もちろん
)
化
(
ば
)
唾
(
つば
)
啜
(
すす
)
喇叭
(
らっぱ
)
地獄
(
じごく
)
堆
(
うずたか
)
堕
(
お
)
墓原
(
はかはら
)
変化
(
へんげ
)
夜
(
よ
)
大勢
(
おおぜい
)
大悪
(
だいあく
)
大阪
(
おおさか
)
天主
(
てんしゅ
)
天国
(
てんごく
)
天寵
(
てんちょう
)
天狗
(
てんぐ
)
天蓋
(
てんがい
)
失
(
う
)
奸智
(
かんち
)
好
(
い
)
妨
(
さまた
)
孫七
(
まごしち
)
安危
(
あんき
)
寛永
(
かんえい
)
後
(
あと
)
御側
(
おそば
)
忌々
(
いまいま
)
快楽
(
けらく
)
恥
(
は
)
悪魔
(
あくま
)
折角
(
せっかく
)
拍
(
う
)
括
(
くく
)
捉
(
とら
)
掬
(
すく
)
暗夜
(
やみよ
)
杯
(
さかずき
)
梢
(
こずえ
)
歎
(
なげ
)
正体
(
しょうたい
)
比
(
くら
)
気色
(
けしき
)
沙漠
(
さばく
)
法華
(
ほっけ
)
流人
(
るにん
)
流浪
(
るろう
)