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剛情
読み方 | 割合 |
ごうじょう | 80.0% |
がうじやう | 20.0% |
すると、あくまで
剛情な
馬は
急に
暴れ
出して、
甲の百
姓をそこに
蹴倒して、
手綱を
切って、
往来を
駆け
出したのでした。
賢造はとうとう
苦い顔をして、
抛り出すようにこう云った。洋一も姉の
剛情なのが、さすがに少し
面憎くもなった。
此うなるとお房の方でも
剛情で、恰で
眼底へ
粘付いたやうになつて、何うかすると、
莞爾笑つて見せる。いや、ひつこいことだ。
鍵屋金右衞門は十七八年の間に數萬の金を
拵へた、鬼のやうな六十男。
剛情で我慢強くて、冷酷で無慙で、そのくせ、
如才の無い男、金貸しに生れついた樣な人間です。