“ごうじょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
強情70.3%
剛情27.0%
強性1.4%
藁城1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうすると過去が指し示すみちを今まで通り歩かなければならなくなるのです。その上彼には現代人のもたない強情ごうじょうと我慢がありました。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
賢造はとうとうにがい顔をして、ほうり出すようにこう云った。洋一も姉の剛情ごうじょうなのが、さすがに少し面憎つらにくくもなった。
お律と子等と (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
あなたは、随分強性ごうじょうつぱりで、強いくせに、私と一緒のときには、どうしてそんなにをとなしいの。いけませんよ、私を見習つちや。
背負ひ切れぬ重荷 (新字旧仮名) / 伊藤野枝(著)
燕王、真定の攻め難きを以て、燕軍は回出してかてを取り、営中そなえ無しと言わしめ、傑等をいざなう。傑等之を信じて、遂に滹沱河こだかに出づ。王かわを渡りながれに沿いて行くこと二十里、傑の軍と藁城ごうじょうに遇う。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)