“栂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つが69.4%
とが25.8%
ツガ3.2%
つげ1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
頂上附近にはサルオガセをつけたつがや五葉松が多い。けれども石斛せっこく巻柏いわひばは少ないようである、植木取りに乱採された結果であろう。
奥秩父 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
山小屋ヒュッテは、広い料理場と乾燥室のついた、二階建のがっちりした建物で、大きな広間の天井には煤色のとがの太いはりがむきだしになっている。
雨戸を開けると、昨夜の狸が手にツガの小枝をたづさへ、それを室内へ投げ入れて、逃げ去つた。
閑山 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
五木ごぼくとは、いつつのおもしてふのですが、まだそのほかくりすぎまつかつらけやきなぞがえてます。もみつげえてます。それからとちえてます。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)