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栂指
ふりがな文庫
“栂指”の読み方と例文
読み方
割合
おやゆび
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おやゆび
(逆引き)
武蔵は、
栂指
(
おやゆび
)
の爪を噛んで、じいっと、矢の飛ぶのを見ていたが、突然、柵のほうへ走って、飛鳥のように外へ躍り越えた。
宮本武蔵:02 地の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
誰かが
戯談
(
ぜうだん
)
半分に
傍
(
そば
)
から
喚
(
わめ
)
いたものだ。すると、酔つたまぎれの久米氏はいきなり
栂指
(
おやゆび
)
をもつて蜜柑をむりやりに口の中に押し込んでしまつた。
茶話:06 大正十一(一九二二)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
とうとう四日目の朝飯の
給事
(
きゅうじ
)
をさせている時、汁椀の中へ
栂指
(
おやゆび
)
を突っ込んだのを見て、「もう給仕はしなくても好いから、あっちへ行っていておくれ」
雁
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
栂指(おやゆび)の例文をもっと
(6作品)
見る
栂
漢検準1級
部首:⽊
9画
指
常用漢字
小3
部首:⼿
9画
“栂”で始まる語句
栂
栂尾
栂桜
栂材
栂野求馬
“栂指”のふりがなが多い著者
橘外男
薄田泣菫
吉川英治
森鴎外
野村胡堂