“御遊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎょゆう70.6%
おあそ5.9%
ぎよいう5.9%
ぎよゆふ5.9%
ごいう5.9%
ミアソビ5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「今日はこの辺の地頭や里人さとびとどもが、帝のお慰みにと、さまざまな催しを設けて、お待ちしておりますれば、どうぞ御遊ぎょゆうのお身支度を」
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
二日ふつかゆきつただけ何事なにごともなくぎた。三日目みつかめ日暮ひくれ下女げぢよ使つかひて、御閑おひまならば、旦那樣だんなさまおくさまと、それから若旦那樣わかだんなさま是非ぜひ今晩こんばん御遊おあそびにらつしやるやうにとつてかへつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
東に覇府はふありてより幾百年、唯東へ東へと代々よよみかど父祖ふその帝の念じ玉ひし東征の矢竹心やたけごころを心として、白羽二重にはかま五歳いつつ六歳むつつ御遊ぎよいうにも、侍女つかへをみなを馬にして、東下あづまくだりとらしつゝ
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
御遊ぎよゆふの列の動くべく。
天地有情 (旧字旧仮名) / 土井晩翠(著)
御遊ごいうきようをぞ添へられける
だから一方亦、舞踊的表出を採らないあそびもあつた。射鳥遨遊トリノアソビ(紀)——記には鳥遊トリノアソビ——、遊猟アソビガリ、琴笛の御遊ミアソビなど言ふ例である。