“御閑”の読み方と例文
読み方割合
おひま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三日目の日暮ひくれに下女が使に来て、御閑おひまならば、旦那様と奥さまと、それから若旦那様に是非今晩御遊びにいらっしゃるようにと云って帰った。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ぴつ申入候もうしいれそろ過日御約束致置候いたしおきそろ中川漁船こうの儀は来月四日と致度いたしたくついては釣道具大半なかば破損致し居候間おりそろあいだ夜分にても御閑おひまの節御入来之上ごじゅらいのうえ右釣道具御繕おんつくろい直し被下候様奉願上候くだされたくねがいたてまつりそろ
「もし、御閑おひまならば、小野さんにいっしょに行っていただいて勧工場かんこうばででも買って来いと申しましたから」
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)