“孔雀草”の読み方と例文
読み方割合
くじゃくそう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たけなす薔薇ばら、色鮮やかな衝羽根朝顔つくばねあさがお、小さな淡紅色ときいろの花をつけた見上げるようなたばこ叢立むらだち、薄荷はっか孔雀草くじゃくそう凌霄葉蓮のうぜんはれん、それから罌粟けし
それから二十分後に浅田は家人に送られて玄関へ出た。門へゆくまでに、手入れをしない花壇があって、ダアリヤ、矢車草、孔雀草くじゃくそうなどが緑の島のように、ぼっさりと繁っていた。
秘められたる挿話 (新字新仮名) / 松本泰(著)
芍薬しゃくやく一本、我庭園中の最もえんなる者なり。八車やぐるま孔雀草くじゃくそう天竺牡丹てんじくぼたん昼照草ひでりそう丁子草ちょうじそう薄荷はっかなどあり。総ての花皆うつくしとのみ見し中に孔雀草といふ花のみひとりいとはしく思ひぬ。
わが幼時の美感 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)