“孔雀色”の読み方と例文
読み方割合
くじゃくいろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小鳥の声が晴々はればれとひびく、山や峰は孔雀色くじゃくいろの光に濡れ、傾斜の樹々きぎは強烈な陽をうけて、白い水蒸気をあげている。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
遠くからでも明らかに皇居の大内裏だいだいり十二門の一劃とわかる官衙殿堂が、孔雀色くじゃくいろいらか丹塗にぬりの門廊とおぼしき耀かがやきを放ッて、一大聚落じゅらくをなしており、朱雀すじゃく、大宮などを始め、一条から九条までの大路おおじ
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)