“とつて”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
把手73.3%
取手20.0%
6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、その男は罵りつづけながら、行きあたりばつたりの一軒の家に近づいて、その窓の前に立ちどまると、木の把手とつてでも捜すやうに窓硝子を指で撫でまはしはじめた。
足の方ははつきり判らぬが帶の赤いのが取手とつての邊にほのめいて、それからずうと上にきら/\と光つてゐる片方の眼が自分を見下してゐるのに氣がつく。
俳諧師 (旧字旧仮名) / 高浜虚子(著)
旦那だんな見放みはなされちや、とつてたすかれめえ」勘次かんじやうやれだけいつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)