“とって”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
把手75.9%
取手19.0%
取着手1.7%
把柄1.7%
提手1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
豊後(ぶんご)の玖珠(くす)地方のものは久留島武彦(くるしまたけひこ)氏が図示してくれられた。ただしここのは関東とちがって、小枝の方を長くして把手(とって)にしている。
こども風土記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
讓の帽子を受け執(と)った婢が櫛形(くしがた)の盆に小さな二つのコップと、竹筒のような上の一方に口がつき一方に取手(とって)のついた壺を乗せて持って来た。
蟇の血 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
ややしばらく経(た)ってから取着手(とって)もない時分になって
うつり香 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
それがこの奇妙な紡錘体の把柄(とって)とでも云いたいような恰好をしているのであった。
小さな出来事 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
模様の蔓と葉が中世紀特有のしつこく武骨な絡みかたをしていて血でもにじみ出そうで色は黒かった。その時は有り合せの硝子皿に取りつけてあったが外(は)ずして何(ど)の皿の提手(とって)にすることもできた。
豆腐買い (新字新仮名) / 岡本かの子(著)