“つまみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
33.3%
22.2%
把手11.1%
突起11.1%
11.1%
11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まいへもうしろへも廻る重宝ちょうほうな屏風で、反古張ほごばり行灯あんどんそば火鉢ひばちを置き、土の五徳ごとくふた後家ごけになってつまみの取れている土瓶どびんをかけ、番茶だか湯だかぐら/\煮立って居りまして
騾馬のひくべき其軛——黄楊つげの軛につまみあり
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)
が、その直後、把手つまみに腕を衝突させるのが狡策であって、そうすると氷の先が折れて、稜片の胴が、熱のある接触板の一つに触れる。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
もし、人手を借らず把手つまみが捻れるものでしたら、必ずこの蓋の内部に、何か陰険な仕掛が秘められていなければなりません。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
ふた突起つまみついては、中央ちうわう一箇ひとつ突起つまみゆうするのと、二箇ふたつ突起つまみゆうするのと、二箇ふたつ突起つまみ上部じやうぶおいがつるのと、大概だいがいこのしゆ區別くべつすること出來できるとおもふ。
發見はつけんしたのはこのしゆ例外れいぐわいで、突起つまみいのである。其代そのかはり、兩端りやうたん二箇宛ふたつづゞ小孔せうこう穿うがつてある。ひもるゐしたものとほして、それをつまやうにしたのかもれぬ。
高い男は玄関を通り抜けて縁側へ立出たちいでると、かたわら坐舗ざしきの障子がスラリいて、年頃十八九の婦人の首、チョンボリとしたつまみぱなと、日の丸の紋を染抜いたムックリとした頬とで
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
田舎いなかじゃあ、珍しくもねえが、都へ持ち出すとつうがッた呑み助が、酒のおつまみには、これに限るなんていうものでね、仲間七人、申し合せて、濠州から出てきたんだが、イヤこの暑さじゃ
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)