把手つまみ)” の例文
が、その直後、把手つまみに腕を衝突させるのが狡策であって、そうすると氷の先が折れて、稜片の胴が、熱のある接触板の一つに触れる。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
もし、人手を借らず把手つまみが捻れるものでしたら、必ずこの蓋の内部に、何か陰険な仕掛が秘められていなければなりません。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
つまり、把手つまみに続いている絶縁物に稜片の先を挾んで置くので、把手つまみひねると、接触板が微かに触れる程度で点燈される。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)