トップ
>
見放
ふりがな文庫
“見放”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
みはな
71.4%
みさ
28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みはな
(逆引き)
(
寂
(
さび
)
しき
微笑
(
びせう
)
)わたしのやうに
腑甲斐
(
ふがひ
)
ないものは、
大慈大悲
(
だいじだいひ
)
の
觀世音菩薩
(
くわんぜおんぼさつ
)
も、お
見放
(
みはな
)
しなすつたものかも
知
(
し
)
れません。
藪の中
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
踏分々々
(
ふみわけ/\
)
たどり
行
(
ゆき
)
て見れば人家にはあらで
一簇
(
ひとむら
)
の
樹
(
き
)
茂
(
しげ
)
りなれば
甚
(
いた
)
く望みを失ひはや
神佛
(
しんぶつ
)
にも
見放
(
みはな
)
され此處にて一命の
果
(
はて
)
る事かと
只管
(
ひたすら
)
歎
(
なげ
)
き
悲
(
かなし
)
みながら猶も向を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
見放(みはな)の例文をもっと
(5作品)
見る
みさ
(逆引き)
戯曲においては、同じ足ならしの一幕物若干が成ったのみで、三幕以上の作はいたずらに
見放
(
みさ
)
くる山たるにとどまった。
なかじきり
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
「
味酒
(
うまざけ
)
三輪の山、
青丹
(
あをに
)
よし奈良の山の、山のまにい隠るまで、道の
隈
(
くま
)
い
積
(
つも
)
るまでに、
委
(
つばら
)
にも見つつ行かむを、しばしばも
見放
(
みさ
)
けむ山を、心なく雲の、
隠
(
かく
)
さふべしや」
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
見放(みさ)の例文をもっと
(2作品)
見る
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
放
常用漢字
小3
部首:⽁
8画
“見”で始まる語句
見
見惚
見物
見出
見下
見上
見送
見透
見做
見当
“見放”のふりがなが多い著者
作者不詳
三遊亭円朝
長塚節
斎藤茂吉
森鴎外
芥川竜之介
小川未明