“大慈大悲”の読み方と例文
読み方割合
だいじだいひ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大慈大悲だいじだいひ観世音かんぜおん。おなくなりの母ぎみも、あなたにおうとしかろうとは存ぜぬ。が、そのみぎり、何ぞ怪我でもなさったか。」
菊あわせ (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
さびしき微笑びせう)わたしのやうに腑甲斐ふがひないものは、大慈大悲だいじだいひ觀世音菩薩くわんぜおんぼさつも、お見放みはなしなすつたものかもれません。
藪の中 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
よしそれとても、大慈大悲だいじだいひ観世音かんぜおんとがたまわぬ。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)