“慈悲深”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じひぶか50.0%
なさけぶか37.5%
なさけぶけ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
知て小西屋へ行しは兄の元益なれば是も如何なるたゝりや有んと元益と共にむねやすからず思ひゐたるに慈悲深じひぶかく山田が事は問給はで是を庄兵衞がかはりとなし養親やうしん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
辛かろうが他人のうちで辛抱して、何様な事でも生涯の立つ事を覚えなければ成りません、殊に結構なおたなで、旦那さまもお慈悲深なさけぶかいし、文明開化の事も能く御存じのお方ゆえ
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
なに十両私に下さるとは何たる慈悲深なさけぶけいお方ですかねえ、亥太郎は交際つきあいが広いから牢へ差入れ物をしてくれる人は幾らもありますが、老耄ろうもうしている親爺おやじの所へ見舞に来て下さる方はありません
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)