慈悲深なさけぶか)” の例文
辛かろうが他人のうちで辛抱して、何様な事でも生涯の立つ事を覚えなければ成りません、殊に結構なおたなで、旦那さまもお慈悲深なさけぶかいし、文明開化の事も能く御存じのお方ゆえ
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
あれサ、いから泊んなよ、おらン亭主あにい慈悲深なさけぶかい人だから何も気遣するにゃア及ばねえ、事に依ると単物の一めえぐれえくれるぜ、遠慮しねえが宜い、親方が帰ったらおれが話を
貴方はお慈悲深なさけぶかいもんだから五十円で身のしろをくぎって、東京とうけいへ連れて来て権妻になすって、目を掛けておやんなすったが、実に怖いな、漸々だん/″\様子を聞けば芝居町の芸者で小瀧と云う奴だそうで
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
慈悲深なさけぶかい母だから
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)