“慈悲善根”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じひぜんこん66.7%
じひぜんごん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これも日頃から慈悲善根じひぜんこんほどこして、心掛をよくしたお蔭だらうと、精々神信心をいたして居ります。
ぶんに過ぎた慈悲善根じひぜんこんほどこして、その日/\を豊かに暮して居るのに、少しも困る樣子は無いばかりでなく、益々富み榮えて、『あれは金のる木でも植ゑてゐるのだらう』
それこれに同情して食を与える事がすなわち所謂慈悲善根じひぜんごんでありまして、未来に仏果を得るの種となるのでありますから、これも一種の報償と言わば言われましょう。
僧形をなして慈悲善根じひぜんごんに訴えるのは、最も悧巧りこうな方法でありますから、賤しい乞食坊主というものも随分沢山出来ました。しかし本来から云えば、乞食という語は必ずしも卑しい言葉でありませぬ。