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慈悲深
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じひぶか
知て小西屋へ行しは兄の元益なれば是も如何なる
祟や有んと元益と共に
胸安からず思ひゐたるに
慈悲深く山田が事は問給はで是を庄兵衞が
代りとなし
養親が
義を
……お
慈悲深いお
方だけに、お
貯蓄と
言つてはござりませんで、……お
亡なりなさりますと、
直ぐに
御新姐樣が、
貴下と、お
年寄を
抱へて、お
一人で
御辛勞をなさりました。
そしてたいへん
慈悲深くて、なんでも
貧乏な人たちにめぐんでやり、自分は、
弟子の
若いお
坊さんと二人きりで、大きな、ぼだい
樹のそばの小さな家に、つつましく
暮していました。
ロレ おゝ、
罪深や/\! おゝ、
作法知らず、
恩知らず! これ、
卿の
罪科は
國法では
死罪とある、
然るに
慈悲深い
御領主が
卿の
肩を
持ち、
御法を
曲げ、
怖しい
死罪の
名を
追放とは
變へさせられた。