“味酒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あぢさけ40.0%
みさけ20.0%
うまさけ20.0%
うまざけ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
○延喜五年八月十九日同所安楽寺にはじめて 菅神の神殿を建らる。味酒あぢさけ安行やすゆきといふ人是をうけたまはる。同九年神殿成る。是よりさき四人の御子配流はいるをゆるされ玉ひ、おの/\もとの位にかへされ玉ふ。
私どもは松山附近で味酒みさけ村というがある、そこの口利きの或る旧穢多の家へ行った。
鳴雪自叙伝 (新字新仮名) / 内藤鳴雪(著)
なおこの歌の次に、「君に恋ひねぬ朝明あさけが乗れる馬の足音あのとぞ吾に聞かする」(巻十一・二六五四)、「味酒うまさけ三諸みもろの山に立つ月のし君が馬のおとぞする」(同・二五一二)の例がある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
味酒うまざけ三輪の山、青丹あをによし奈良の山の、山のまにい隠るまで、道のくまつもるまでに、つばらにも見つつ行かむを、しばしばも見放みさけむ山を、心なく雲の、かくさふべしや」
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)