“配流”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はいる88.9%
ついほう11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
福島正則ふくしままさのりが川中島へ配流はいるされた時の一族だということで、今日は塩市をあての買物を兼ねて十余人の百姓をつれて——この百姓たち
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
二人だけみやこへかえして、あなただけをこの島に残すというはずがないではないか。わしらは同じ罪に座して配流はいるされたのだから。
俊寛 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
捕卒は銀錠をって臨安府の堂上へ搬んできた。許宣はそこで盗賊の嫌疑は晴れたが、素性の判らない者からひそかに金をもらったというかどで、蘇州へ配流ついほうせられることになった。
雷峯塔物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
捕卒は銀錠をって臨安府の堂上へはこんで来た。許宣はそこで盗賊の嫌疑は晴れたが、素性の判らない者から、ひそかに金をもらったと云うかどで、蘇州そしゅう配流ついほうせられることになった。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)