“流刑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
るけい85.7%
しまながし14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こゝにはかれらそのバビローニアの流刑るけいに泣きつゝ黄金こがねをかしこに棄てゝえたる財寶たからにて生き、かつこれを樂しむ 一三三—一三五
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
「だが、君の流刑るけいを聞き、また君が俺にしてくれた友誼ゆうぎの厚さに、山泊やま頭目とうもく連中は、どうしても一度君に会いたいといってきかないんだ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「浪さんが※ とんでもない! それこそまっぴら御免こうむる。もうしばらくは流刑しまながしにあったつもりでいなさい。はははは」
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
「ほほほ、こんな流刑しまながしなら生涯でもようござんすわ——あなた、巻莨たばこ召し上がれな」
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)