“るけい”の漢字の書き方と例文
語句割合
流刑100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
異端を学び、幻術を蓄積し、厭魅咒咀して百物に害を及ぼす者は、首謀者は斬罪ざんざいに、連類者は流刑るけいに処すというのであるが、今日でう思想取締乃至は邪教処断を思わしめて興深い。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
我はこの時ヴィルジリオがかくあさましく十字にはられ永久とこしへ流刑るけいをうくるものあるをあやしめるをみたり 一二四—一二六
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
「とにかく、死刑はいけません。死罪だけは、断じていけない。といって、軽罪では、高家の父子もおさまりますまい。死一等を減じて、辺疆へんきょうの地へ流刑るけいにされてはいかがでしょう」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)