配流ついほう)” の例文
捕卒は銀錠をって臨安府の堂上へ搬んできた。許宣はそこで盗賊の嫌疑は晴れたが、素性の判らない者からひそかに金をもらったというかどで、蘇州へ配流ついほうせられることになった。
雷峯塔物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
捕卒は銀錠をって臨安府の堂上へはこんで来た。許宣はそこで盗賊の嫌疑は晴れたが、素性の判らない者から、ひそかに金をもらったと云うかどで、蘇州そしゅう配流ついほうせられることになった。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)