“配下”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はいか45.5%
てした27.3%
した9.1%
うけもち9.1%
てのもの9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これ、その日見物けんぶつのなかにまぎれこませておいた菊池半助配下はいか伊賀衆いがしゅう小具足こぐそく十手じってうでぞろい、変装へんそう百人ぐみの者たちであった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
出入りする奴はみんな変装した前科者ばかりなんで、イヨイヨそれと目星を附けて水も洩らさねえように手配りをきめた二十人ばかりのプレーグの配下てした
人間腸詰 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
その婦人は「あなたの国はシナ皇帝の配下したではないか。しからばシナ皇帝の命令状を持って来た者は必ずここを通さなくちゃあならん訳ではないか」
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
むろん福太郎の配下うけもちではなかったが、目端めはしの利くシッカリ者だったのに、思いがけなく落盤に打たれてズタズタに粉砕されたという話を、福太郎はタッタ今、通りすがりの坑夫から聞かされていた。
斜坑 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
さて千寿様とも朱丸様とも、いよいよお別れでござります……妾の配下てのもの五人ばかりを、扈従こじゅうさせましてあなた様方を、故郷の美濃まで送らせましょう。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)