“はいか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
配下38.5%
敗荷38.5%
輩下15.4%
灰掻7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
のぞみ立身を心懸こゝろがけ心底しんていには候はず左樣の存じよりあらば何とて今日御役宅へ御密談おみつだんに參り可申や配下はいかの身として御重役ごぢうやく不首尾ふしゆび
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
敗荷はいか、ああ敗荷よ。さながら人を呼ぶ如く心に叫んで、自分はもはや随分ずいぶん歩きつかれていながらも、広い道を横切り、石段を下りて、また石橋を渡った。
曇天 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「何を申すにも、この泰平の世でござる。拙者の輩下はいかから乱暴者が飛び出して」面白そうに胡坐あぐらの膝をゆすぶりながら、「お膝下を騒がすようなことがあっては、——頼んだほうも頼まれた方も——」
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
不二形ふじがたに盛りあげたうずの白い灰には、灰掻はいかきの目が正しくいてあった。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)