“はいる”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
配流94.1%
這入5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
麻続王が配流はいるされたという記録は、書紀には因幡いなばとあり、常陸風土記には行方郡板来なめかたのこおりいたく村としてあり、この歌によれば伊勢だから、配流地はまちまちである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
と、配流はいるの決定をみていたのであり、それの御裁可を仰ぐ手続きが、もう極密裡ごくみつりに、後伏見院、花園院の二上皇のお手もとまで差し出されていたのだった。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こひしに内よりは大音にて何者なにものなるや内へ這入はいるべしといふ吉兵衞大いによろこび内へ入りて申やう私し儀は肥後國ひごのくに熊本の者なるが今日の大雪おほゆきみち踏迷ふみまよ難澁なんじふいたす者なり何卒なにとぞなさけにて一宿しゆくぱん御惠おんめぐみ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)