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塁
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とりで
ふりがな文庫
“
塁
(
とりで
)” の例文
旧字:
壘
番頭小僧もろともにペコペコお
低頭
(
じぎ
)
をして、棚から盛んに
反物
(
たんもの
)
を
担
(
かつ
)
ぎ出して切髪の女の前に
塁
(
とりで
)
を築き立てると
大菩薩峠:01 甲源一刀流の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
この特権と信仰の
塁
(
とりで
)
に対しては、どんな猛勇な兵も、そうやすやす、駈けあがって来ることはできまい——宝塔
伽藍
(
がらん
)
を
蹂躪
(
じゅうりん
)
するまでのことはなし得まい——と、そう充分に
恃
(
たの
)
んでいたふうもあった。
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ひたひたと攀ぢてうばへる
塁
(
とりで
)
にて何を叫びしつはもの彼ら
黒檜
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
羽毛かざれる蒼白き
塁
(
とりで
)
にそいて
アッシャー家の崩壊
(新字新仮名)
/
エドガー・アラン・ポー
(著)
で、畳もしっくりと敷きつめてあって、四隅には古箪笥や、長持や、
葛籠
(
つづら
)
や、
明荷
(
あけに
)
の類が
塁
(
とりで
)
のように積まれてあるけれども、それとても室を狭くするというほどではありません。
大菩薩峠:18 安房の国の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
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森と言へば
叢立
(
むらだ
)
つ霧のこちごちに
気高
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けだか
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く厚く
塁
(
とりで
)
立てたる
白南風
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
蒲団
(
ふとん
)
の
塁
(
とりで
)
の中で見つけなくてもいい
仇
(
あだ
)
し女を見つけてしまいました。
大菩薩峠:27 鈴慕の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
塁
(
とりで
)
なす
櫨
(
はじ
)
の
木群
(
こむら
)
の深みどり我が
水上
(
みなかみ
)
はみ霧霽れつつ
夢殿
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“塁”の意味
《名詞》
(ルイ)野球のベース。
(出典:Wiktionary)
塁
常用漢字
中学
部首:⼟
12画
“塁”を含む語句
堡塁
孤塁
堅塁
壕塁
塁壁
城塁
塁壕
塁濠
築塁
古塁
敵塁
本塁
土塁
防塁
塁砦
支塁
砲塁
本塁盗塁
残塁
欝塁
...