“塁壁”の読み方と例文
読み方割合
るいへき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いどめども応ぜず、ただ塁壁るいへきを堅くして、少しも出て来ない仲達は、あたかも羞恥しゅうちを深くかくして、ひたすら外気を恐れ
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一方その形もあるいは塁壁るいへきのように堅固な、または木柵もくさくのようなもろさを思わせるなど種種様様の味と感じを与える。
独り碁 (新字新仮名) / 中勘助(著)
海岸から折れて一丁も行かない中に、目指す石の塁壁るいへきにぶつかる。鬱蒼うっそうたる熱帯樹におおわれこけに埋もれてはいるが、素晴らしく大きな玄武岩の構築物だ。