“木柵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もくさく85.7%
きさく4.8%
さく4.8%
ぼくさく4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
細っこい白い木柵もくさくに、あか薔薇ばらをからませた門がありました。石を畳みあげてそのうえにガラスを植えつけた塀がありました。
都の眼 (新字新仮名) / 竹久夢二(著)
学校でのお昼休みの時間、運動場のすみの木柵きさくによりかかって、ぼんやり考えこんでいる、道夫の肩を、そういってたたいた者があった。
四次元漂流 (新字新仮名) / 海野十三(著)
とある、壊れた木柵さくの陰から男が一人出て来た。
翔び去る印象 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
都指揮使謝貴しゃき七衛しちえいの兵、ならびに屯田とんでんの軍士を率いて王城を囲み、木柵ぼくさくを以て端礼門たんれいもん等のみちを断ちぬ。朝廷よりは燕王の爵を削るのみことのり、及び王府の官属をとらうべきの詔至りぬ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)