“ぼくさく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
木柵50.0%
牧柵50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
都指揮使謝貴しゃき七衛しちえいの兵、ならびに屯田とんでんの軍士を率いて王城を囲み、木柵ぼくさくを以て端礼門たんれいもん等のみちを断ちぬ。朝廷よりは燕王の爵を削るのみことのり、及び王府の官属をとらうべきの詔至りぬ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
菜穂子は、その牧場をぐるりと取り巻いた牧柵ぼくさくに沿って歩きながら、最初はとりとめもない考えをそこいらに飛んでいる黄いろい蝶のようにさまよわせていた。
菜穂子 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)