“塁壕”の読み方と例文
読み方割合
るいごう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここの塁壕るいごうを守る郭淮は、岑威の手下が敗走してきたことによって急変を知り、兵を揃えて、蜀勢の帰る道をやくしていた。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
山城やまじろなので、ほりはないが、鉱山かなやま掘りの坑夫をつかって、城のまわりに塁壕るいごうを深く掘らせ、これに鈴鹿川の渓流を切って流し、寄手の徒渉としょうを困難にした。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それに伊勢の北畠の諸将をあわせ、総数六万七千といわれる実動力が、小牧山を旗にうずめ、ふもと、道路、低地、高地、あらゆる地形の変を利用して、塁壕るいごうをつくり、柵をつらね
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)