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塁壕
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るいごう
ふりがな文庫
“
塁壕
(
るいごう
)” の例文
ここの
塁壕
(
るいごう
)
を守る郭淮は、岑威の手下が敗走してきたことによって急変を知り、兵を揃えて、蜀勢の帰る道を
扼
(
やく
)
していた。
三国志:11 五丈原の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
山城
(
やまじろ
)
なので、
濠
(
ほり
)
はないが、
鉱山
(
かなやま
)
掘りの坑夫をつかって、城のまわりに
塁壕
(
るいごう
)
を深く掘らせ、これに鈴鹿川の渓流を切って流し、寄手の
徒渉
(
としょう
)
を困難にした。
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それに伊勢の北畠の諸将をあわせ、総数六万七千といわれる実動力が、小牧山を旗にうずめ、ふもと、道路、低地、高地、あらゆる地形の変を利用して、
塁壕
(
るいごう
)
をつくり、柵をつらね
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「味方にとって、ここに一つの悩みがあります。それはこの戦いが延引すると、曹操が今の陣地に
塁壕
(
るいごう
)
を構築して、不落の堅城としてしまうことで、そうなると、容易に
渭水
(
いすい
)
を抜くことはできません」
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「この
塁壕
(
るいごう
)
に
拠
(
よ
)
って守れば、戦うに利がありましょうず」
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
塁
常用漢字
中学
部首:⼟
12画
壕
漢検準1級
部首:⼟
17画
“塁”で始まる語句
塁
塁壁
塁濠
塁打
塁砦
塁寨
塁柵