“渭水”のいろいろな読み方と例文

読み方	割合
いすい	75.0%
イスイ	25.0%

いすい

政陽（せいよう）郡の東南に法喜寺（ほうきじ）という寺があって、まさに渭水（いすい）の西に当っていた。唐の元和（げんな）の末年に、その寺の僧がしばしば同じ夢をみた。

中国怪奇小説集：06 宣室志（唐） (新字新仮名) ／ 岡本綺堂(著)

彼の部下も今では、故国の蜀を恋う者が多く、祁山（きざん）渭水（いすい）の戦況を聞くにつけ、なぜ蜀を離れたかを、今ではいたく後悔している。

三国志：11 五丈原の巻 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

イスイ

安定ノ三郡ヲ攻取（セメト）リ、ソノ威、遠近ヲ靡（ナビ）カセ、大軍スデニ祁山（キザン）ニ出デ、渭水（イスイ）ノ西ニ陣取リケレバ、諸方ノ早馬洛陽（ラクヨウ）ヘ急ヲ告ゲルコト、霏々（ヒヒ）雪ノ飛ブガ如シ。

三国志：11 五丈原の巻 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

汝ラ二隊ハココヲ捨テテ司馬懿（シバイ）ガ後ニセル渭水（イスイ）ノ魏本陣ヲ衝ケ。

三国志：11 五丈原の巻 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

“渭水”の解説

渭水（いすい、wèishuǐ）は、黄河の支流の一つ。渭河（いが、wèihé）とも呼ぶ。
(出典:Wikipedia)

渭	漢検1級 部首:⽔ 12画
水	常用漢字 小１ 部首:⽔ 4画