“土塁”の読み方と例文
読み方割合
どるい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もとより山野の疾駆しっくには生まれながら馴れぬいている野武士である。治水の法、土塁どるいの築法などは、かえって藤吉郎などより心得ていること万々なのだ。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこで、寄せ手は、城兵の心理をついて「降伏して出る者はみな助けん。正成以外はその罪を問わず」という矢文やぶみを、土塁どるい竹楯たけだての内へむやみに射こんでみたが、それにもなんの反応はない。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)