“創造”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つく50.0%
そうぞう16.7%
つくり16.7%
さうざう5.6%
さう/″\5.6%
ソーゾー5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人と自然と、神の創造つくり給える全宇宙が罪の審判のために震動し、天のはてより地のきわみまで、万物呻吟しんぎんの声は一つとなって空にちゅうする。
かみは、自分じぶん創造そうぞうしたおけらが、いまみちあるいてゆくのを、じっとあおそらからながめていたのです。
おけらになった話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「結構な御職業ごしょうばいですね」客の一人が口を出した。「愉快でしょうな、御自分でお創造つくりになった世界の中に生きておられるということはね」
ふみたば (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
この偉大ゐだい現象げんしやうおこさせるものは人間以上にんげんいじやうもの人間以上にんげんいじやうかたちをしたものだらう。この想像さうざう宗教しうけうもととなり、化物ばけもの創造さうざうするのである。かつまた人間にんげんには由來ゆらい好奇心かうきしんる。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
かみ創造さう/″\御心みこゝろ人間にんげんたのしましめんとするにありてくるしましめんとするにあらず。無為むゐ天則てんそくなり、無精ぶしやう神慮しんりよかなへり。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
そこで彼はこれをもじって、影像(image)から想像ソーゾー(imagination)を導き出し、それから駄洒落で「創造ソーゾー」を導き出す。即ち影像することは創造することであるというわけだ。
思想としての文学 (新字新仮名) / 戸坂潤(著)