“さうざう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
想像95.7%
創造4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しか比較的ひかくてき※去くわこの三ねんわたくしためにはしのやすかつたよ、イヤ、其間そのあひだには隨分ずゐぶん諸君しよくんには想像さうざう出來できないほど面白おもしろこと澤山たくさんあつた。
かれこのはかまけたをとこうへに、いま何事なにごとおこりつゝあるだらうかを想像さうざうしたのである。けれどもおくはしんとしてしづまりかへつてゐた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
この偉大ゐだい現象げんしやうおこさせるものは人間以上にんげんいじやうもの人間以上にんげんいじやうかたちをしたものだらう。この想像さうざう宗教しうけうもととなり、化物ばけもの創造さうざうするのである。かつまた人間にんげんには由來ゆらい好奇心かうきしんる。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
この好奇心かうきしん刺戟しげきせられて、空想くうさう空想くうさうかさね、つひ珍無類ちんむるゐかたち創造さうざうする。ゆゑ化物ばけもの各時代かくじだい各民族かくみんぞくかならくてならないことになる。したがつて世界せかい各國かくこくその民族みんぞく差異さいおうじて化物ばけものことなつてる。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)