“おもいやり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
同情57.1%
思遣35.7%
想像7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この恋のために忘れてしまったのも無理からぬことと思われ、そして同情おもいやりの念を起さずにはいられないのであろう。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
一と口にいえば二葉亭は家庭の主人公としては人情もあり思遣おもいやりも深かったが、同時に我儘わがまま気難きむずかし屋であった。
二葉亭追録 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
それに奥坐舗では想像おもいやりのない者共が打揃うちそろッて、はなすやら、笑うやら……肝癪かんしゃく紛れにお勢は色鉛筆を執ッて、まだ真新しなすういんとんの文典の表紙をごしごしこすり初めた。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)