“築砦”の読み方と例文
読み方割合
ちくさい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
築砦ちくさいにあたっていたのは、前田方の将、村井長頼むらいながよりと、高畠九蔵たかばたけきゅうぞう原田又右衛門はらだまたえもんなどの物頭ものがしらたちであった。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
敵の予測し得ない上に出て戦い、敵の思慮の及ばぬ所に備えをするのでなければなりません。——その点から、洲股すのまた築砦ちくさいは、断じて、打つ手だと思います。水を恐れては、河に築城はできません。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)