“築地塀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ついじべい94.4%
ついぢべい5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
甘酒屋のおじいさんが、赤塗りの荷箱をおっぽりだして、塀のかげへ走りこんだかと思うと、すぐその顔が築地塀ついじべいの上に現われた。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
三方に築地塀ついじべいを廻らし、南側のほりに沿った一方だけ黒く塗ったさくになっていた。柵の内側は杉の深い林で、その杉林が邸内の半ばを占めている。
日日平安 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
その空地の隣りに低い築地塀ついぢべいをめぐらした家がある。
医師高間房一氏 (新字旧仮名) / 田畑修一郎(著)