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築泥
ふりがな文庫
“築泥”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ついじ
66.7%
ついぢ
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ついじ
(逆引き)
「そのわっぱはな、わしが
午
(
ひる
)
ごろ鐘楼から見ておると、
築泥
(
ついじ
)
の外を通って南へ急いだ。かよわい代りには身が軽い。もう大分の道を行ったじゃろ」
山椒大夫
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
道の右手には破れかかった
築泥
(
ついじ
)
があった。なかをのぞくと、何かの堂跡でもあるらしく、ただ
八重
(
やえ
)
むぐらが繁っている。
古寺巡礼
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
築泥(ついじ)の例文をもっと
(4作品)
見る
ついぢ
(逆引き)
我足の尼寺の
築泥
(
ついぢ
)
の外に通ふこと愈〻繁く、我情の迫ること愈〻切に、われはこの
通路
(
かよひぢ
)
の行末いかになるべきかを
危
(
あやぶ
)
まざること能はざるに至りぬ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
くづれた
築泥
(
ついぢ
)
がちの道などは好きで何度も歩いたが、私はそこを通りながら思ひがけず伊勢物語の一節などをなつかしく思ひ出すやうな氣分にさせられるやうなことはあつても
黒髪山
(旧字旧仮名)
/
堀辰雄
(著)
築泥(ついぢ)の例文をもっと
(2作品)
見る
築
常用漢字
小5
部首:⽵
16画
泥
常用漢字
中学
部首:⽔
8画
“築泥”で始まる語句
築泥塀
検索の候補
築泥塀
“築泥”のふりがなが多い著者
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
和辻哲郎
久生十蘭
森鴎外
堀辰雄