さい)” の例文
八月二十二日頃、この一隊は、金沢から突として来て、不眠不休で工にあたり、忽ち、一さいをここに設けてしまったのである。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かくは外の曲輪くるわをいい、塁は各部の囲いをいい、さいはその中心全体をいう。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)