“郭汜”の読み方と例文
読み方割合
かくし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
果ては、胸にすがって、泣かれたりしたので、郭汜かくしも、振りもぎっても行かれず、遂に、その夜の招宴には、欠席してしまった。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
山峡やまかい隘地あいちを出て、軍を返そうとすれば、たちまち、李傕や郭汜かくしの兵が、沢や峰や渓谷の陰から、所きらわず出て来て戦を挑むからだった。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「どうだな。この頃は、郭汜かくしの令夫人とも、時々お目にかかるかね。……おまえたち奥さん連ばかりで、よく色々な会があるとのことだが」
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)