“山峡”のいろいろな読み方と例文
旧字:山峽
読み方(ふりがな)割合
やまかい33.3%
やまあい20.0%
さんきょう16.7%
やまかひ16.7%
やまか6.7%
さんけふ3.3%
やまがひ3.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“山峡”を含む作品のジャンル比率
歴史 > 地理・地誌・紀行 > アジア25.0%
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語1.6%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
その玩具おもちゃのような可愛い汽車は、落葉樹の林や、谷間の見える山峡やまかいやを、うねうねと曲りながら走って行った。
猫町:散文詩風な小説 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
袁紹は勢いに乗じて急追撃に移ったが、五里余りも来たかと思うと、突如、山峡やまかいの間から、一ぴょうの軍馬が打って出て、
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
昼も暗い山峡やまあいでは、今が何時頃だか判らぬ。あなたの峰を吹き過ぐる山風が、さながら遠雷のように響いた。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
二人がもとの入口に出た頃には、山峡やまあいの日は早く暮れて、暗い山霧が海のように拡がって来た。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「なんで。——この山峡さんきょうを脱走したとて、四面は山と海との二十七関、とても逃げおおせぬことはそれがしも心得ている」
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
帽に照る日の、たちまちに影を失うかと思えば舟は早くも山峡さんきょうに入る。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
朝なさな船の太笛ふとぶえ聞きしより山峡やまかひのこともわきて思はず
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
山峡やまかひに橋を架けむと耀くは行基菩薩か金色光こんじきくわう
雲母集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
彼は本道をそれ、鋭く間道へ曲り込むと、山峡やまかひの小径を山の静寂に沿ふて走りはぢめた。
(新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
このやうな、いはば革命を暗示するやうな悲痛な動揺が、已に収穫とりいれの終つた藁屋根の下でも、きこり小屋の前でも、山峡やまかひの路上でも電波のやうに移つていつた。
村のひと騒ぎ (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
山峡さんけふをでてきましたのに
『春と修羅』 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
この道は山峡やまがひふかく入りゆけどわれはここにてあゆみとどめつ
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)