“山峡”のいろいろな読み方と例文
旧字:山峽
読み方割合
やまかい33.3%
やまあい20.0%
さんきょう16.7%
やまかひ16.7%
やまか6.7%
さんけふ3.3%
やまがひ3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山峡隘地を出て、軍を返そうとすれば、たちまち、李傕や郭汜の兵が、沢や峰や渓谷の陰から、所きらわず出て来て戦を挑むからだった。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
梅花はもう眼をる所に咲いていた。けれど山峡の冷気が肌身にみて、梅花に楽しむよりも、心は人里にばかりかれていた。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「なんで。——この山峡を脱走したとて、四面は山と海との二十七関、とても逃げおおせぬことはも心得ている」
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
五月雨の生暖かき夜なんどは彼方の峯、此方山峡より人魂の尾を引きて寺の方へ漂ひ寄り来るを物ともせぬ強気者に候ひしが、を見てしより如何様にか思ひ定めけむ。
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)
彼は本道をそれ、鋭く間道へ曲り込むと、山峡ひの小径を山の静寂に沿ふて走りはぢめた。走り疲れて倒れることが決意のやうに、彼は走つた。
(新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
この道は山峡ふかく入りゆけどはここにてみとどめつ
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)