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山峡
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さんきょう
ふりがな文庫
“
山峡
(
さんきょう
)” の例文
旧字:
山峽
「なんで。——この
山峡
(
さんきょう
)
を脱走したとて、四面は山と海との二十七関、とても逃げおおせぬことは
某
(
それがし
)
も心得ている」
鳴門秘帖:03 木曾の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
このダムは、
山峡
(
さんきょう
)
につくった人工の池をせきとめている。それは巨大な
鉄筋
(
てっきん
)
コンクリートで
築
(
きず
)
いた
垣
(
かき
)
であった。水をせきとめるための巨大な壁であった。
超人間X号
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
帽に照る日の、たちまちに影を失うかと思えば舟は早くも
山峡
(
さんきょう
)
に入る。保津の瀬はこれからである。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
[七月四日に]チベット西北原のホルトショ州の
山峡
(
さんきょう
)
に達しました。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
居ながらにして
幽邃閑寂
(
ゆうすいかんじゃく
)
なる
山峡
(
さんきょう
)
の
風趣
(
ふうしゅ
)
を
偲
(
しの
)
び、
渓流
(
けいりゅう
)
の
響
(
ひびき
)
の
潺湲
(
せんかん
)
たるも尾の上の
桜
(
さくら
)
の
靉靆
(
あいたい
)
たるもことごとく心眼心耳に浮び来り、花も
霞
(
かすみ
)
もその声の
裡
(
うち
)
に備わりて身は
紅塵万丈
(
こうじんばんじょう
)
の都門にあるを忘るべし
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
“山峡”の意味
《名詞》
山山に挟まれた谷間。
(出典:Wiktionary)
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
峡
常用漢字
中学
部首:⼭
9画
“山”で始まる語句
山
山家
山路
山羊
山茶花
山間
山中
山谷
山毛欅
山車