“山峽”のいろいろな読み方と例文
新字:山峡
読み方割合
はざま33.3%
やまかひ33.3%
やまあひ16.7%
やまかは16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
めんめんとして山峽はざまにながれ
南の海へ行きます (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
この山峽やまかひ六十戸ばかりの小さい村のなかにも、滿洲移民の話が華やかに持ちこまれてゐた折なので、血氣にはやる若い男や
うき草 (旧字旧仮名) / 林芙美子(著)
親代々住みなれた地方一の城下まちを離れ、幌をかけた荷馬車に搖られ搖られして、山裾から平原を北に横ぎり、山峽やまあひの險しい國道をとほり、峠をのぼり下りして
地方主義篇:(散文詩) (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
私は、一つの山の麓をぐる/\𢌞つて、山峽やまかはに消えてゆく白い道を、眼で辿つて見た。