“風趣”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
おもむき37.5%
ふうしゅ37.5%
ふうしゆ12.5%
ふうち12.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今は野も山も濃く青い十一月の空気を呼吸するやうで、うら枯れた中にも活々いき/\とした自然の風趣おもむきく表して居る。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
見れば木立も枯れ/″\、細く長く垂れ下る枝と枝とは左右に込合つて、思ひ/\に延びて、いかにも初冬の風趣おもむきあらはして居た。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
「この陣中にも、何もなくなって来たが、壺酒こしゅ乏しければ風趣ふうしゅを酌むじゃ。久しぶり水入らずで——」
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
田舎路はまがりくねりておとづるる人のたづねわぶること吾が根岸のみかは、抱一ほういつが句に「山茶花さざんかや根岸はおなじ垣つゞき」また「さゞん花や根岸たづぬる革ふばこ」また一種の風趣ふうしゅならずや
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
次手ついでにちよつとつけ加へれば、中村君は古人の随筆の佳所と君の所謂いはゆる「古来の風趣ふうしゆ」とを同一視してゐるやうである。
解嘲 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
以前いぜんいへこはして其古材そのふるざいたてたものらしくいへかたちなしるだけで、風趣ふうちなにいのです。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)