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風趣
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ふうしゅ
ふりがな文庫
“
風趣
(
ふうしゅ
)” の例文
抱一
(
ほういつ
)
が句に「
山茶花
(
さざんか
)
や根岸はおなじ垣つゞき」また「さゞん花や根岸たづぬる革ふばこ」また一種の
風趣
(
ふうしゅ
)
ならずや
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
「この陣中にも、何もなくなって来たが、
壺酒
(
こしゅ
)
乏しければ
風趣
(
ふうしゅ
)
を酌むじゃ。久しぶり水入らずで——」
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
居ながらにして
幽邃閑寂
(
ゆうすいかんじゃく
)
なる
山峡
(
さんきょう
)
の
風趣
(
ふうしゅ
)
を
偲
(
しの
)
び、
渓流
(
けいりゅう
)
の
響
(
ひびき
)
の
潺湲
(
せんかん
)
たるも尾の上の
桜
(
さくら
)
の
靉靆
(
あいたい
)
たるもことごとく心眼心耳に浮び来り、花も
霞
(
かすみ
)
もその声の
裡
(
うち
)
に備わりて身は
紅塵万丈
(
こうじんばんじょう
)
の都門にあるを忘るべし
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
しかし、この同年輩の若者も、客間につくと、ほどよく客振りを保って、やがて運ばれてくる
折敷
(
おりしき
)
の
肴
(
さかな
)
、
高坏
(
たかつき
)
、
銚子
(
ちょうし
)
などを前にしても、酔うまでは、なかなか遠慮めいた
風趣
(
ふうしゅ
)
も示す。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“風趣”の意味
《名詞》
風 趣(ふうしゅ)
ある景観から感じられる、趣や味わい、風情。
(出典:Wiktionary)
風
常用漢字
小2
部首:⾵
9画
趣
常用漢字
中学
部首:⾛
15画
“風”で始まる語句
風
風情
風邪
風采
風呂
風体
風呂敷
風貌
風靡
風呂敷包