“ふうち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
風致95.0%
風趣5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、霜枯れた風致ふうちの中に、同じ人生の暖かさ懐かしさを、沁々しみじみいとしんで咏むのであった。この同じ自然観が、芭蕉にあっては大いに異なり
郷愁の詩人 与謝蕪村 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
ハガの入口、カペテントという野外カフェへ這入る。十七世紀の近衛兵営舎。門に一風致ふうち。お茶一杯一クロウネ十四オウル。
踊る地平線:05 白夜幻想曲 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
昔風むかしふうもんはひると桑園くはゞたけあひだ野路のみちのやうにして玄關げんくわんたつする。いへわづか四間よま以前いぜんいへこはして其古材そのふるざいたてたものらしくいへかたちなしるだけで、風趣ふうちなにいのです。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)