“さんきょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
山峡62.5%
山境12.5%
山狭12.5%
散梟12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このダムは、山峡さんきょうにつくった人工の池をせきとめている。それは巨大な鉄筋てっきんコンクリートできずいたかきであった。水をせきとめるための巨大な壁であった。
超人間X号 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そしてようよう、駿遠すんえん山境さんきょう踏破とうはしてきた。もとより旅人たびびともあまり通らぬ道、里数りすうはあまりはかどらない。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
代々秩父の山狭さんきょうに隠れ住む武田の残族ざんぞく蒲生泰軒。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
崇峻紀に物部守屋の資人けらいである捕鳥部万ととりべのよろずが官軍に抗し、自ら頸を刺して敗死したが、朝廷ではその屍体を八段に斬り、八ヶ国に散梟さんきょうしたと載せている。
本朝変態葬礼史 (新字新仮名) / 中山太郎(著)